身辺雑記

子連れアメリカ生活4年目(一女一男)。日本語の衰えが激しい。思いつくままに書き綴る身辺雑記。

Blue Mussels/貝が好き

日本を離れて暮らしている時によく質問されることの一つに、何が恋しくなるか、ということがある。私が挙げるのは、家族、友達、そして食べ物。テクノロジーのおかげで簡単なコミュニケーションを取ることは非常に手軽になったが、実際に会うのとはやはり違うので、時々会って話したくなることもある。食べ物も、出汁をとって醤油や味噌で味付けすれば、ある程度日本的な料理になるが、それでも補いきれない部分は多く、お刺身とか天ぷらとかラーメンとか、食べたくなる時はよくある。

それでも、その土地でしか食べられないものや、その地域だから安く食べられるおいしいものもたくさんあるわけで。例えば肉類は圧倒的にアメリカが安い。ステーキ万歳。乳製品もアメリカは割安だ。うちの娘の好物はヨーグルトの蜂蜜がけ。そして、Blue Mussels。ムラサキイガイとかムール貝とか訳すようだが、これがとにかくおいしい。シンプルにニンニクとワインで調理したものをパクっと食べると口いっぱいに広がる旨味。茹で汁をさっと貝殻ですくって一緒に食べる。至福。

最初に食べたのは、カナダに旅行に行った時、赤毛のアンの島、プリンスエドワード島/Prince Edward Islandに行った時だった。その名もズバリのレストランで、Musselsを注文した。深い旨味に圧倒されて翌日再訪したほどだった。写真を撮ることも忘れぱくぱくと食べ続けてしまった。

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そして地元に戻ってきてからも、機会を見つけてはMussels食べている。近所のレストランではテイクアウトをすることができるので、MusselsとClam Chowderを注文して、公園で海を眺めながら食べる。子どもはあまり貝を好んで食べないので、大人だけで食べる。もう幸せ。この写真の倍の量が入っていて12ドル。たらふく食べられる。

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ただ、アメリカ人の友だちは貝の食感があまり好きではないという、と言うかアメリカ人に限らず、シーフード全般をあまり食べる習慣がない人もいる。日本ほど国全体が海に接していて調理のバリエーションが存在し、かつ様々に異なる種類の魚介類が手に入る地域というのは世界に類を見ないことを実感する。もちろんMusselsを始めとして日本では割高だったり手に入りにくいおいしい魚介類の料理はあるが。

生の貝の握りと、生のタコの握りが食べたくなってきた。あと、烏賊のバター焼きと。

つぶやき雑記にお付き合いありがとうございました。また次回。

MLBメジャーリーグーレッドソックス@フェンウェイパークの席選び

近く帰国することになったので、思い残すことはないようにと夫婦で話している。友達と会ったり、おいしかったレストランにもう一度行ったり。その中で、野球を観に行きたい、と私が言い出したのでついに行くことになった。

 

チケット購入

チケット購入の方法は様々ある。

MLBのサイトから直接買うか、Stubhubなどの仲介業者を通すか、あるいは(確実性はグンと下がるので、年間シートを持っている友人がいるという人以外にはオススメはしないが)当日券や人づてという手もある。

 

席選び 

チケットの値段と、シートの場所とを比較しながら検討したのは

  1. Bleacherと呼ばれるいわゆる外野席
  2. Grandstandと呼ばれる内野席、ただし奥まっている
  3. Right Field Box の二列目8x-9xの席

1.外野席はTripadviserのサイトで何人かのファンが推薦していた。コアなファンは外野席にいるとも言うし、デイゲームで気持ちが良いだろうし、球場を楽しむなら外野もありかなと思った。そしてチケットも一番安い。一席20ドル程度で手に入る。安いのを探せばもっと安いのもある。さらにフェンウェイパークにはライトスタンドの上に有名なビール売り場があるというではないか!

ただ、奥さんにとっては初めての野球観戦。外野席は遠くて何をやっているか分かりづらいかな、と。選手の動きとか、ボールさばきとかがもう少し見やすい席はないものか、と他の席を検討することにした。

2.比較的近くて安かったのがGrandstandと呼ばれる内野席。最前列や近い席はどうやってもうちの家族がすっと出せるような値段ではない。数百ドル。ただ、ちょっと奥まった席だと30ドル前後で手に入るようだった。

ただ問題は、意外とグラウンドからの距離があることと、柱などで視野が遮られる席が多いということ。仲介業者を通した席などは、ざっと見たところ、上目のシート、つまりグランドから遠く、さらに柱が邪魔で見えない場所がある場合が多かった。悩んだ末に却下。

3.最後に見たのが、Right Field Box席。ここも1-8という最前列のセクションは比較的値段もするのだが、一つ下がって8xや9xの席となると、40ドル弱に落ち着く。さらに、公式サイトで検索したところ、このセクション最前列の席のチケットが出てきたので、このセクションにすることにした。同じセクションの中でも、BBからXXまであって、グランドからの距離は多少変わる(実際にまだ行っていないので、どの程度の差であるかは確かめていないが)。

ある程度フィールドに近く、試合の様子や選手の様子も少しは分かるような席で、値段も手頃、ということで決めてみた。実際にどのような席であるか、他の席がどうであるか、球場に行った際に確かめてみたい。ちなみに3人分のチケットで手数料込みで130ドルだった。

 

さて、この判断、吉と出るか凶と出るか。楽しみだ。

 

参考にしたサイト

ちなみに参考にしたサイトは主に2つ。

Precise Fenway Park Seating Chart | Red Sox

 

フェンウェイパークのシートを非常に多く網羅して、内野席のObstacles/視野を阻害する障害物などについて詳しい。

 

Fenway Park Seating | Best Seats for Boston Red Sox

いくつかの観点からオススメのセクションと避けるべきセクションを紹介している。私が選んだRight Field BoxはBest Value for Red sox gameとFenway Park’s Best Sections for Getting a Baseballというところで紹介されていた。なお、このサイトはフェンウェイパークだけでなく他の球場、大谷の入ったアナハイムやNYヤンキースなども載っているので(どうやったんだろう??)、参考になると思う。

 

子どものチケットについて

最後にもう一つ、子どものチケットについて。MLBでは子どものチケットについて球場ごとに異なる規定がある。多くの場合は年齢による制限、3歳以上はチケットが必要、というところが多いようであるが、フェンウェイパークの場合は2歳以上でチケットが必要、という規定になっている。また球場によっては子どもの身長で判断するというところもあるようだ。

 

blog.ticketcity.com

このサイトは各球場のポリシーについてまとめているが、変更されている可能性もあるため、実際に行く球場のポリシーを確認することが一番早くまた確実だ。

【アメリカ国立公園探訪】4 イエローストーン国立公園

イエローストーン国立公園/Yellowstone National Park

ワイオミング州の北西、アイダホ州モンタナ州にも少し広がる。1872年3月1日に制定されたアメリカ発、世界初の国立公園。先日がイエローストーンの誕生日だったので訪問記を書いてみることにする。

とにかくデカイ

イエローストーンはとにかくデカイ。むしろデカすぎる。

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この2つの地図の範囲がほぼ一緒だ。面積は、イエローストーン>東京都+神奈川県+埼玉県だ。その中に山あり谷あり平野あり、動物がいれば温泉もあり、とにかく見どころは尽きない。それぞれの場所(カントリーと呼ばれる)で全く違った魅力がある。間欠泉などのガイザーカントリー、石灰岩のテラスが有名なマンモスカントリー、野生動物との多くの出会いが期待できるルーズベルトカントリー、公園のそもそもの名前の由来となった大峡谷のあるキャニオンカントリー、広々とした湖のあるレイクカントリー。ただ、その広すぎる公園に見どころが点在しているので、観光地のように有名スポットを回ることに心がとらわれてしまうと、とにかく限られた時間の中で移動するばかりとなってしまって、雄大な自然もただのうねうね山道となってしまうので注意が必要だ。もし、くまなく見て回りたいのであれば、少なくとも4日ほどはとる必要があるだろう。ただ、時間帯によってもその場所が見せる表情というのは変わっていくので早朝の散歩や午後のトレッキングなどをしてじっくり味わいたいのであれば一週間居ても飽きることはないだろう。

私たちが車で行って気がついたのは、国立公園は、その中だけが突出してすごいのではあるが、周りもそれなりにすごい、ということだ。つまり、、銀座の土地はめちゃくちゃ高いけど、新橋だって神田だってそれなりに高い、ということだ(違うか?)。人工物であるディズニーワールドは何の前触れもなくバババーーン!とミッキーなどが現れるが、イエローストーンは自然のものなので、周りも大きな自然が広がっている。

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野生動物たちとの邂逅

イエローストーンと言えば、様々な野生動物たちと会えることでも有名だ。僕たちもバイソンを始めとして、チップモンクや鹿、熊などにも会うことができた。

野生動物は涼しい朝や夕方に活動していることが多いので、ちょっと大変だが早起きをして出かけてみることをおすすめする。チップモンクは朝、鹿は夕方に出会った。(バイソンはよっぽど運が悪くなければノソノソと川沿いの平野を歩き回っているのを見ることができると思う。)

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宿泊場所の確保

イエローストーンのような人の多く訪れる国立公園で大変なことは宿泊場所の確保だ。とにかく、早めに予約するに限る。場所は自分が見たいところを中心に、異なる場所で二泊ずつ程度押さえられると、移動時間も短縮でき、ベストだと思う。

ただ、そう簡単にはいかないことが多いのも事実だが。そのような場合は、まずどこか一箇所宿泊場所を確保して、前後はキャンプに挑戦するというのも一つの手だ。キャンプグラウンドによっては予約可/人気のためなかなか泊まることが難しいところもあるが、ところによっては、お昼/午後まで埋まらない場合もあるし、直前でも予約できる場合もある。下の写真のようなキャンプグラウンドの状況を示す掲示がインフォメーションセンターにあるので参考にすると良い。

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私たちは、事前にルーズベルトロッジを2泊予約することができた。それに合わせてキャニオンキャンプグランドでも一泊して合計3泊となった。

 

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入口の看板。東海岸から結構な距離を運転していったので感慨もひとしお。

 

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有名な北門。ちょうど周りを工事していた。

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公園内部にはUPSのオフィスもあった。日本にもハガキが送ることができる。

 

とにかく巨大で見どころも多いイエローストーン。日程には余裕を持って、のんびり楽しみたい。

公式サイトには地図の他様々情報があるので、計画の際には参考になる。

https://www.nps.gov/yell/planyourvisit/upload/YELL_Tear-Off_Map2016.pdf

 

映画『眠れる森の美女』と聖書のモチーフ【映画感想】

眠れる森の美女

ディズニーの映画。1959年制作。ヨーロッパの童話をもとに。生前のウォルト・ディズニーが関わった最後の作品。

眠れる森の美女|ブルーレイ・デジタル配信|ディズニー

 

うちの子がプリンセスが大好きなので、図書館で見つけてかりてきました。主人公のオーロラがピンクのドレスを着ているから好きだとか。映画自体は見るのは初めてでした。見ていて聖書からのモチーフがいくつか出てきたので少し書いてみることにします。

  1. 三人の妖精からの贈り物
  2. 真実の剣と美徳の盾
  3. 邪悪な魔女マレフィシェントのドラゴン

最初は3人の妖精からの贈り物。生まれたばかりのお姫様オーロラに3人の妖精たちがそれぞれ贈り物をするシーン。これはマタイの福音書の東方からの三人の『博士たち』が贈り物を持ってやってきたシーンを彷彿とさせます。もちろん生まれたのは女の子ですし、贈り物をしているのもフェアリーなので少しずれますが。この贈り物が彼女の命運を強く方向づけます。

続いて、邪悪な魔女に捉えられた王子・フィリップが城を抜け出し、眠ってしまっているオーロラを助けに向かうときに妖精たちが与えた『真実の剣』と『美徳の盾』。これはエペソ書の6章10節からの記述を下敷きにしていると思われます。

Eph. 6:10   終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。

Eph. 6:11 悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。

Eph. 6:12 私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。

Eph. 6:13 ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。

Eph. 6:14 では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、

Eph. 6:15 足には平和の福音の備えをはきなさい。

Eph. 6:16 これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。

Eph. 6:17 救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。

(新改訳第三版より)

悪魔との戦い、身につけるものの名称のパターンなどに相似関係が見られます。

 

さて、最後にドラゴン。これはヨハネの黙示録に出て来るイメージで、ドラゴン(

δράκων)というのがラスボス的に出てきます。悪魔はドラゴン、古い蛇として最後まで抵抗するが勝利することはない、というのが聖書からのイメージです。映画の中でも、もうちょっとでフィリップ王子がお城につく、というところでマレフィシェントは竜に変身して王子の行く手を防ぎます。最後はもちろん王子が勝つのですが。

 

さすがに59年に発表されたものだけあって、古典的なイメージが多く使われているな、という印象です。そして歌もオペラ調そのままで、今とは違うなあと。

それでも、短い時間でかなり魅せる映画で、一応結末は知っていましたが、ドキドキしながら最後まで見ました。色あせないなあと。まあどっちかって言うと、主人公は妖精たちなんじゃないかっていうくらい彼女たちが出ずっぱりな上、オーロラのドレスはピンクになったりブルーになったりでキャラクターのカラーとしては弱い感じでしたが。 改めて見るクラッシック作品というのもいいものです!

【アメリカ国立公園探訪】3 デビルズタワー

デビルズタワー/Devils Tower National Momument

ワイオミング州の東の端っこ、サウスダコタ州との境に位置する。まあ端的にいうとMiddle of nowhereというやつである。特別大きな都市は近くにはない。比較的近いのはラピッドシティ、観光地としてはイエローストーンとマウントラッシュモア(大統領の大きな顔がドカンとある、あれ)。ただその分、周囲の道は非常に美しい。(私たちが行った時は、「うわーー!!スイスみてーー!!」を連呼していた。スイスに行ったことはないが。)

最寄りのラピッドシティからは渋滞などがなければ1時間40分ほど。この地域で渋滞は基本的にない。インターステートを降りてからはおよそ30分ほど山道を走る。非常に美しい。やっぱり大きな道路よりもちょっと下道を走ったほうが景色とか稜線とかがきれいなのはどこでも同じ。

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こういうきれいな道を気持ちよくドライブしていると、山並みの向こうからいきなり現れるのがデビルズタワー。こうである。

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にょきにょきっと。「わー!何あれーー!」と叫んだのを覚えている。(興奮を抑えつつ車を停めてこの写真を撮った。)

さらに近づく。

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確かに山の中にこれがいきなりドカンと出てきたらびっくりする。現地に昔から住んでいた人たちが「神聖な土地」として大切にしてきたのも非常にうなずける。

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根本からの高さは284m。マグマが地中で固まったものが、周囲が削られることによって出てきたものだそうだ。興味があって行く前に簡単にいろいろ知りたいという方は、National park serviceのページを参照してください。

https://www.nps.gov/deto/faqs.htm

Google Mapには24時間営業と書いていますが、4時でVisitor Centerは閉まってしまうのでご注意を。

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特にこれだけのためにワイオミング/サウスダコタまで行く方は多くないと思いますがーいたらごめんなさい、クライミングする方は挑戦してみたらおもしろいそうですよーイエローストーンに行く方はついでに、という距離でもないですが、非常にきれいな道で気持ちよく走れると思うので、寄ってみたらよいのではないかと思います。そう、きれいな道込みで行ってみる価値ありです。サウスダコターワイオミングは私の最も気に入った道の一つで(もうひとつはコロラドの160号。)もう一度ゆっくり走りたいなあと思っているところです。幕の内弁当で言うと決してメインの鮭にはなれないけど、煮物くらいにはなるんじゃないかと。あわせ技、一本!みたいな。

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私たちは着いた時間が夕方だったということもあって、そのままふもとのKOAのキャンプ場で泊まりました。上の写真の影になってる部分がタワーです。

 

 

ちなみに、日本語では国定公園と訳されているNational Momumentですが、若干訳があってないように思います。日本語の国立公園と国定公園の差は、原則的に管理者の違いで、国立公園は国が管理、国定公園都道府県が管理するものです。一方アメリカのNational parkとNational Momumentは管理者の違いというよりも、成り立ちの違い、目的の違いが大きいと言えそうです。National parkは景観・教育・余暇などのために土地を保存するもので、国会が定め、比較的広い面積を持つ。National Momumentは歴史的・文化的・景観的価値を持つもので、大統領令によって定められ、比較的面積は狭いです。ちなみにこのデビルズタワーがアメリカ初のNational Momumentです。1906年。他にはかの有名な自由の女神や、デビルズタワーの近所のマウントラッシュモアなどもNational Momumentです。ですので、国定記念地、くらいがよりよい訳語かなあと思います。

神経衰弱難易度5 Memory Match

神経衰弱。子供の頃におばあちゃんとこで時々トランプをして遊んだ。51とか、豚のしっぽとか、神経衰弱とか。楽しかった思い出がある。

うちの子がちょっと前にカードゲームをいくつかもらってきた。その中にあったのが、ディズニーのプリンセスの神経衰弱のカード。これが激ムズで。何が難しいかと言うと、カードに絵しか書いていないのだ。数字もマークもない。何種類かプリンセスがいて、まあそれはいいんだけど、同じプリンセスでも何パターンかカードがあるのが本当に曲者。同じ顔したキャラがお花持ってるか持っていないか、とか、右向いているか左向いているか、とか、ドレス着ているか普段着か、とか。これ絶対反転させて服のレイヤーだけ交換しただけっしょっていうのがあったりする。もうね、お手上げ。脳が焼ける。数字を覚えたての子どもには何の問題もないみたいだけれど。あと記憶の仕方もあるかな、絵柄だけを見てさっと覚えられるかどうかが鍵かも。数字の語呂とかで覚えるタイプは無理です。(私。)

奥の手で、子どもに4枚まで一度にめくっていいよって言ってがんばっていっぱい取ってもらう作戦に出てようやく終えました。っほ。

動物園に行ったら思いの外ダメージを受けた

今週2月のわりにやたらと暖かい日が続いた。記録的な暖かさで、2月中に70°F以上=21℃を記録したのは4度目だそうだ。(そのうち2回が今週)。せっかくだからどこかにハイキングかピクニックにでも行ったらいいかなあと考えていたら、妻がママ友さんに誘われて動物園に行くことになったので一緒に行くことにした。

 

感想

動物が地味

動物園っぽい動物って言われてどんなのが思い浮かびます?王道だと、ライオン、象、キリンとか、目玉としてパンダがいるとか、そういうイメージがあったんです。それって日本だけなんですかね?今回行った動物園にいたのは、猿、狼、鷲、山猫、豹、熊、トナカイ、フラミンゴ、梟、蛇、蛙、その他鳥各種など。何て言うか、、地味?いや、リンクスとか白い毛並みの猿とか、不思議な感じの動物もいて面白かったんだけど、動物園と言えばサバンナっぽい動物っていうイメージがあったので。そういうのはいなかったなって。日本だけなのかな?そういう動物集めているのは。あと、アリゲーターは季節の関係で、カンガルーが理由は分からないけど見られなくてちょっと残念だった。

動物園の動物って病んでる

久しぶりに動物園に行ったのだが、、もうみんな目が死んでいる。ある動物はうろうろと歩き回ったり、また違う動物はぐだーっと寝てたり、見ていてけっこうなダメージを受けた。そりゃああんまり動き回らないような生態の動物ならいいけど、本来なら岩場を跳ね回ったり、山の中を駆け回ったりするような動物があの狭い囲みの中で暮らしていたら、病みもするだろうなあという。Reindeerトナカイの特性として37-50miles/hのスピードで走ることができます、とかクーガーは12m飛ぶことができますとか、もう皮肉でしかないというか、この子たちもう絶対体の動かし方忘れちゃってるよ、としか思えなかった。

 以前に行った国立公園の方が、まだよかったなと思う。動物を人間の近くに連れてきて見れるようにするのではなく、人間が動物の住処の近くに行く方がお互いにとってまだよいかと。もちろん人が来ることによって生じる問題というのはいくらでもあるようだけれど。人間の活動を適当な形で規制する方がまだいいなあということで。数が少なくなってしまった動物の繁殖が目的であるならば鑑賞させる必要はないし、環境の改善をすることがより必要であるし。ともかく、あの死んだような目というか表情を見ていると、動物園反対のアクティビストになりそうな自分がいた。とりあえず自然環境保全のための寄付くらいから始めるか。

 

子どもたちは

ちなみに子どもたちは、動物園もある程度楽しんでいたようだったけど、その後で行ったただの公園の方が楽しかったようだ。ちゃんちゃん。

【アメリカ国立公園探訪】2 グランドティトン国立公園

グランドティトン国立公園/Grand Teton National Parkはワイオミング州イエローストーンのすぐ南に位置しており、入場料もイエローストーンと共通で支払える。イエローストーンのついでに「なんとなく」訪れる人も多いだろうと思う(我々もそうだった)が、実は非常に美しい国立公園であり、多くの人に知ってほしい場所でもある。

イエローストーンがその巨大さ故に見どころが点在しているのに対し、グランドティトンではどこでも美しい景色が見られる。イエローストーンがその名前により多くの「観光客」を惹きつけるのに対し、グランドティトンには自然を愛するキャンパーたちが多い。

イエローストーンであちらこちらと忙しく動き回るのに疲れた後にグランドティトンに来ると、その静けさ、美しさに心が洗われるようだった。

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最後の一枚はトランスフィギュレーション礼拝堂(Chapel of the Transfiguration)より。とにかく、どこへ行かなくとも絶景。イエローストーンからまっすぐ南におりてくる道から見える景色には思わず息を呑む。

National Park ServiceのHPへ行けばもっとたくさんの写真があるので、興味があればぜひ。実際に出かける前に期待を膨らませて写真を見るのも楽しいものです。

https://www.nps.gov/grte/learn/photosmultimedia/photogallery.htm

Bear Country

グランドティトンイエローストーンで注意しなければならないのは、野生の熊です。『ある~日、森の中、クマさんに、、、』『きゃーーーーー!!』ってなもんで、本当に出会うとそれはそれは恐怖体験でしかありません。キャンプの時は匂いのするものはテントに持ち込まない、食べ物は車の中かFood Strage、つまり食べ物倉庫にしまっておくこと、が非常に強く警告されています。実際私たちもキャンプ場で20mくらいのところから熊を見て凍りつきました。その時はレンジャー/係員がキャンプ場から追い出そうとしているところでしたが、近い距離での野生の熊との遭遇は想像以上に恐ろしいものでした。

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Jenny Lakeの近くで見たリス。

キャンプグラウンドのルール

国立公園などによくあるパターンですが、係員が常駐せず自分で空いている場所を見つけて支払いをする、というキャンプ場があります。ここではその手順について簡単に書いておくことにします。

 

  1. 空いているキャンプサイトを見つける。朝早い時間に行くと、空いていない場合もあるが、立ち去る人たちは片付けをしているのでだいたい分かる。Hi, are you leaving this morning?などと聞けば、たいてい答えてくれるはずです。もしももうその場所をとろうとしている人がいた場合なども教えてくれると思います、相当不親切でなければ。
  2. 完全に空いている場所の場合は、何かその場所を使うことを示すものを置いておく。
  3. 入り口の支払い用封筒とポストがある場所まで戻って支払いをする。
  4. 自分が泊まりたい泊数分だけ(最大七日)お金を入れて(チェックでも可)、封筒を入れる。もしもキャッシュがない場合はここのキャンプ場の場合は、Gift Storeに行って、クレジットカードでVoucherで支払うことも可能。
  5. 支払ったことを示す紙を、自分のサイトの袋の中に入れておく。

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私たちが泊まった、Signal Mt Campgroundのサイトの写真。テントをはるところがあって、テーブル、椅子、ファイヤープレイス、食料倉庫などがある。

 

総評

非常に美しい場所です。自然を愛し、キャンプを愛する人にはぜひ行ってもらいたい。ゆっくりと味わってほしい。そんな場所です。

おすすめの自転車世界一周旅行ブログ

今日は私のお気に入り紹介のコーナー。おすすめの自転車世界一周旅行ブログです。世の中にはいろんなブログのジャンルがあって、「自転車世界一周旅行」ブログもそのうちの一つです。世界一周旅行も夢があるけど、それを自転車でしようっていうんだから相当なもんでしょう、ということで。元々、アメリカ一周旅行をした後で、似たようなことをした人がいないか見ていて、レンタカーでアメリカ横断とか、アメリカ一周とか、そういう人の記録を読むのがおもしろくてーー余談ですが、村上春樹もアメリカを車で周って旅行記を書いています。『辺境・近境』という本に収められています。 割にサクッと読めるのでおすすめします。村上春樹は、エッセイが面白い、特に旅エッセイ。『遠い太鼓』や『やがて哀しき外国語』なんかも面白い。

辺境・近境 (新潮文庫)

 閑話休題。で、アメリカ横断の記録はレンタカー何かはよくあるんだけど、(あと列車で横断というのもあるそうだ。これはこれでおもしろそうだけど、実のところ車で横断するよりも早く横断できてしまうので、旅行記としては面白みにかける。)その中で自転車で横断、っていうのを見つけた。で、何個か読むうちに、アメリカ横断だけじゃなくてヨーロッパに行ったりアフリカに行ったり、アジアも旅してたり、自転車でいろんなところに行っている人たちがいることがわかった。私も元々自転車にのるのは好きだったので、心躍る思いで読んだ。

その中のおすすめのブログ。

愉しい自転車&生活

元々は『自転車でゆく!地球一周旅日記@』というタイトルだったようで、うちのブックマークにはそのように記録されている。現在旅は休止中だが近々ギリシャとトルコをなんと徒歩で旅する予定であるそうだ。

旅の始まりはバンクーバーから、そこからカナディアンロッキーを通ってアメリカへ。アメリカではイエローストーン、グランドキャニオンなどを通ってメキシコへ。そのまま中米から南米に向かう。このブログのいいろころは、とにかく自転車旅行というのを楽しんでいるところにある。自分のペースで、自分の力で進むしかない道のり。知らない道をただただひたすらにペダルを漕いで。野宿も多いし、ホテルに泊まったところでお湯が出ないところだって多い。その中でも土地を味わい、この地球の大きさ、素晴らしさを存分に五感で感じ取ろうとしている。非常にたくましい。心が。俺、すごいことしてるぜ感が文章から出てこないところが好き、個人的には。あと、写真が非常にきれい。構図が安定しているし、最近よくあるフィルターとかを使ってないところが見やすくてよい。ツァイスの35mmのレンズを使ってるらしい、そらいい色出るわっていう。そんだけのものを買う人だから、そら写真好きだわっていう。ともかく、南米のアンデス辺りと、アフリカキリマンジャロ周辺辺りは特におすすめ。わくわくする。

 

【アメリカ国立公園探訪】1 ブライスキャニオン国立公園

ブライスキャニオン国立公園/Bryce Canyon National Park。

ユタ州南西部にある国立公園。不思議な形に削られた土が柱のように並び立つ谷。まるでファンタジーゲームの世界のような光景が広がる。谷の上から下に向かって見下ろすことができる他、トレイルを降りていくこともできる。標高が高いため(2700m程度)夏でも肌寒いことがあるが、年中オープンしている。それほど広い公園ではないので、半日ー1日程度で全体を見回ることができる。

谷の上からの眺め

写真は日の出を見に行ったときに撮ったもの。到着した日の夕方にも見に行ったが、断然、朝もしくは午前中がおすすめ。

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トレイルの様子

Navajo loop trail。大人が一人で歩いて40分くらい。Wall Streetという高い壁に囲まれたような道が特徴。急勾配だが特に装備なしでも問題なし。谷を下ったところに生えている木も圧巻。降りる価値あり。

 

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ビジターセンター

ビジターセンターでは、グッズが売っていたりレンジャー(係員)に質問をしたり地図をもらったりできる他、簡単な展示もある。ここブライスキャニオンではコロラド川周辺地域の模型が置いてあった。

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その他よくある質問などはホームページに書いてある。

https://www.nps.gov/brca/planyourvisit/faqs.htm

 

総評

この景色を谷の上から眺めるだけでも行く価値あり。短いトレイルは傾斜は急であるが子連れでも歩くことができる。谷底から伸びる木を見に行くのも良い。おすすめ。