身辺雑記

子連れアメリカ生活4年目(一女一男)。日本語の衰えが激しい。思いつくままに書き綴る身辺雑記。

【アメリカ国立公園探訪】2 グランドティトン国立公園

グランドティトン国立公園/Grand Teton National Parkはワイオミング州イエローストーンのすぐ南に位置しており、入場料もイエローストーンと共通で支払える。イエローストーンのついでに「なんとなく」訪れる人も多いだろうと思う(我々もそうだった)が、実は非常に美しい国立公園であり、多くの人に知ってほしい場所でもある。

イエローストーンがその巨大さ故に見どころが点在しているのに対し、グランドティトンではどこでも美しい景色が見られる。イエローストーンがその名前により多くの「観光客」を惹きつけるのに対し、グランドティトンには自然を愛するキャンパーたちが多い。

イエローストーンであちらこちらと忙しく動き回るのに疲れた後にグランドティトンに来ると、その静けさ、美しさに心が洗われるようだった。

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最後の一枚はトランスフィギュレーション礼拝堂(Chapel of the Transfiguration)より。とにかく、どこへ行かなくとも絶景。イエローストーンからまっすぐ南におりてくる道から見える景色には思わず息を呑む。

National Park ServiceのHPへ行けばもっとたくさんの写真があるので、興味があればぜひ。実際に出かける前に期待を膨らませて写真を見るのも楽しいものです。

https://www.nps.gov/grte/learn/photosmultimedia/photogallery.htm

Bear Country

グランドティトンイエローストーンで注意しなければならないのは、野生の熊です。『ある~日、森の中、クマさんに、、、』『きゃーーーーー!!』ってなもんで、本当に出会うとそれはそれは恐怖体験でしかありません。キャンプの時は匂いのするものはテントに持ち込まない、食べ物は車の中かFood Strage、つまり食べ物倉庫にしまっておくこと、が非常に強く警告されています。実際私たちもキャンプ場で20mくらいのところから熊を見て凍りつきました。その時はレンジャー/係員がキャンプ場から追い出そうとしているところでしたが、近い距離での野生の熊との遭遇は想像以上に恐ろしいものでした。

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Jenny Lakeの近くで見たリス。

キャンプグラウンドのルール

国立公園などによくあるパターンですが、係員が常駐せず自分で空いている場所を見つけて支払いをする、というキャンプ場があります。ここではその手順について簡単に書いておくことにします。

 

  1. 空いているキャンプサイトを見つける。朝早い時間に行くと、空いていない場合もあるが、立ち去る人たちは片付けをしているのでだいたい分かる。Hi, are you leaving this morning?などと聞けば、たいてい答えてくれるはずです。もしももうその場所をとろうとしている人がいた場合なども教えてくれると思います、相当不親切でなければ。
  2. 完全に空いている場所の場合は、何かその場所を使うことを示すものを置いておく。
  3. 入り口の支払い用封筒とポストがある場所まで戻って支払いをする。
  4. 自分が泊まりたい泊数分だけ(最大七日)お金を入れて(チェックでも可)、封筒を入れる。もしもキャッシュがない場合はここのキャンプ場の場合は、Gift Storeに行って、クレジットカードでVoucherで支払うことも可能。
  5. 支払ったことを示す紙を、自分のサイトの袋の中に入れておく。

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私たちが泊まった、Signal Mt Campgroundのサイトの写真。テントをはるところがあって、テーブル、椅子、ファイヤープレイス、食料倉庫などがある。

 

総評

非常に美しい場所です。自然を愛し、キャンプを愛する人にはぜひ行ってもらいたい。ゆっくりと味わってほしい。そんな場所です。