【アメリカ国立公園探訪】4 イエローストーン国立公園
イエローストーン国立公園/Yellowstone National Park
ワイオミング州の北西、アイダホ州とモンタナ州にも少し広がる。1872年3月1日に制定されたアメリカ発、世界初の国立公園。先日がイエローストーンの誕生日だったので訪問記を書いてみることにする。
とにかくデカイ
イエローストーンはとにかくデカイ。むしろデカすぎる。
この2つの地図の範囲がほぼ一緒だ。面積は、イエローストーン>東京都+神奈川県+埼玉県だ。その中に山あり谷あり平野あり、動物がいれば温泉もあり、とにかく見どころは尽きない。それぞれの場所(カントリーと呼ばれる)で全く違った魅力がある。間欠泉などのガイザーカントリー、石灰岩のテラスが有名なマンモスカントリー、野生動物との多くの出会いが期待できるルーズベルトカントリー、公園のそもそもの名前の由来となった大峡谷のあるキャニオンカントリー、広々とした湖のあるレイクカントリー。ただ、その広すぎる公園に見どころが点在しているので、観光地のように有名スポットを回ることに心がとらわれてしまうと、とにかく限られた時間の中で移動するばかりとなってしまって、雄大な自然もただのうねうね山道となってしまうので注意が必要だ。もし、くまなく見て回りたいのであれば、少なくとも4日ほどはとる必要があるだろう。ただ、時間帯によってもその場所が見せる表情というのは変わっていくので早朝の散歩や午後のトレッキングなどをしてじっくり味わいたいのであれば一週間居ても飽きることはないだろう。
私たちが車で行って気がついたのは、国立公園は、その中だけが突出してすごいのではあるが、周りもそれなりにすごい、ということだ。つまり、、銀座の土地はめちゃくちゃ高いけど、新橋だって神田だってそれなりに高い、ということだ(違うか?)。人工物であるディズニーワールドは何の前触れもなくバババーーン!とミッキーなどが現れるが、イエローストーンは自然のものなので、周りも大きな自然が広がっている。
野生動物たちとの邂逅
イエローストーンと言えば、様々な野生動物たちと会えることでも有名だ。僕たちもバイソンを始めとして、チップモンクや鹿、熊などにも会うことができた。
野生動物は涼しい朝や夕方に活動していることが多いので、ちょっと大変だが早起きをして出かけてみることをおすすめする。チップモンクは朝、鹿は夕方に出会った。(バイソンはよっぽど運が悪くなければノソノソと川沿いの平野を歩き回っているのを見ることができると思う。)
宿泊場所の確保
イエローストーンのような人の多く訪れる国立公園で大変なことは宿泊場所の確保だ。とにかく、早めに予約するに限る。場所は自分が見たいところを中心に、異なる場所で二泊ずつ程度押さえられると、移動時間も短縮でき、ベストだと思う。
ただ、そう簡単にはいかないことが多いのも事実だが。そのような場合は、まずどこか一箇所宿泊場所を確保して、前後はキャンプに挑戦するというのも一つの手だ。キャンプグラウンドによっては予約可/人気のためなかなか泊まることが難しいところもあるが、ところによっては、お昼/午後まで埋まらない場合もあるし、直前でも予約できる場合もある。下の写真のようなキャンプグラウンドの状況を示す掲示がインフォメーションセンターにあるので参考にすると良い。
私たちは、事前にルーズベルトロッジを2泊予約することができた。それに合わせてキャニオンキャンプグランドでも一泊して合計3泊となった。
入口の看板。東海岸から結構な距離を運転していったので感慨もひとしお。
有名な北門。ちょうど周りを工事していた。
公園内部にはUPSのオフィスもあった。日本にもハガキが送ることができる。
とにかく巨大で見どころも多いイエローストーン。日程には余裕を持って、のんびり楽しみたい。
公式サイトには地図の他様々情報があるので、計画の際には参考になる。
https://www.nps.gov/yell/planyourvisit/upload/YELL_Tear-Off_Map2016.pdf