身辺雑記

子連れアメリカ生活4年目(一女一男)。日本語の衰えが激しい。思いつくままに書き綴る身辺雑記。

ラーメンが恋しすぎて自作した話2

 

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先日の日曜日に久しぶりにラーメンを作って食べた。

手順は以前に紹介したとおり。簡単におさらいすると、

  1. ひき肉を塩、にんにく、生姜と玉ねぎと炒める。
  2. 火が通ったら油を通す野菜を投入。今回はキャベツとモヤシを入れた。
  3. スープは別に出汁をとって(味噌汁用のでOK。ない場合はお湯でも可。)沸騰させておいてひき肉が仕上がったらまぜる。
  4. 麺はちゃんとしたのがあったら一番ですが、ない場合はベーキングソーダを混ぜたお湯でスパゲティを茹でて代用。
  5. 完成!

だいたい仕上がったスープの写真。

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麺はこんな感じになります。

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完成図。ラーメン食べるとなるとおもうちょっと大きめの器じゃないと麺が泳げなくて食べにくい。

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ああ、うまかった。ちょっと脂が多くてもたれ気味になるのは、ひき肉の質かなあ。うちのミキサーが壊れてしまったのでスーパーでひき肉を買ってきているのだが、ちょっと脂が多めで質もあまりよくないのかもしれない。家で細かいお肉を作れると一番なんだけど。豚と鳥と混ぜるくらいでちょうどいいかもしれない。

翌朝にはご飯にまぜて食べてみた。これもまたよし。

手作りラーメン、おすすめです。

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内田師匠の文体論から思い出したこと

私はかつて内田樹さんの本にハマっていた時期があった。いや、今でも読み返すことはあるのだから、かつてハマっていたという表現は正確ではないのだが。ただ、その頃は随分と入れ込んで、片っ端から図書館で借りたり自分で買ったりしながら読んでいた。何故か分からないけど説得力のがある。「強い」「粘りのある」「芯に響く」言葉であった。

当時を思い返すと、キリスト教の神学校へ通っていたけれども、定型化されたストックフレーズから語られる「救い」の言葉に対して違和感を感じていて、これはどうにかしないと、と語り方と語ることについて手がかりを探し回りながら生きていたような時期だったように思う。今から振り返ってみると、非常にモダン的な「真理の提示」たる態度と、病や問題、罪責感に対する解決策としてのキリストという福音観は、ポストモダンと言われる相対主義的な雰囲気の中で育った自分には感覚的に合わず、また人生を謳歌し、これから社会に貢献しようとしている優秀な友たちに対して自分が心の底から語れる言葉になっていなかったのだと思う。

 

『街場の文体論』韓国語版についての質疑応答 (内田樹の研究室)

最近頻繁にブログを更新している内田師匠。(直接師事したわけではないが、この呼び方が非常にフィットしているような気がするので、勝手にそうお呼びすることにしている。お世話になってます、お師匠。m(_ _)m)そんなお師匠の著書が韓国で人気を博していて、何冊も翻訳されている。

インタビューの記事なのだが、その中でこんなやりとりがあった。

問い4 先生の著書はもう幾つも韓国に紹介されています。先生の著書が韓国の読者に愛読されている秘訣は何でしょうか。

よくわかりません。もし理由が一つあるとすれば、長くフランス文学の研究をしていたことだと思います。論文を書く時にはいつも「これはフランス語に訳せるだろうか。訳した場合、どういう文になるだろう」ということを考えながら書いていました。フランス語に訳せないような文はできるだけ書かない(フランス語に直すときに苦労するのは自分自身ですから)。ですから「日本語を母語としてない人たちが読んでもわかるように書く」という習慣はわりと若い時期から身体化していたのだと思います。

書き方の作法として、「俺たち」の文体、つまり知っている人だけに伝わる文体ではなく、フランス語、つまり言語、文化を異にする共同体へ向けて論文を書くという。また別のキーワードとして身体化、ということもある。ストックフレーズではなく自分から紡ぎ出される言葉を使うからこそ、腑に落ちる、芯に響く言葉になるのだと思う。(村上春樹さんの「壁抜け」も似たようなものかもしれない。言語を越えて共感を呼ぶ秘訣はそこにあるのだと思う。)

だからこそ、師匠の文体は同じ日本語を使う人々にも深く届く。射程が違うのだ、と納得がいった。

細かく批判を想定しながら論拠を示していくアカデミアの作法は有効な部分とそうでない部分がある。人になんとか届かせよう、という文体は身につかない、むしろ(半ば暴力的にであったとしても)自分の正しさ、正当さを示すのが、その目的であると思う。そういう作法を用いつつ語りかけることもできるのかもしれないが、それは別のところで養われ、湧き出してくるものだと思う。

願わくば、師匠から少しでも学びとって、人に届く言葉を語りたい。

ちなみに、私がもっともお世話になった内田師匠の本を一つ挙げるとすると、「先生はえらい」という本かと思う。最近は、教師を評価し、あるいは見下げることさえ多いが、そのようにしていては学べることさえ学べなくなってしまう。自分は賢いと思っていた子どもだった自分にとっては(嫌な奴ですね。扱いやすい子ではなかったと思います、控えめに言って。)非常に大切な視座でした。中高生向きの新書ですが、大学生でも、大人でも、手にとってみると面白い発見があるかと思います。

 

先生はえらい (ちくまプリマー新書)

先生はえらい (ちくまプリマー新書)

 

 

【旅行記】カナダ東海岸⑧休養日

昨年5月に行ったカナダ東海岸旅行8日目。どんどん疲れが溜まっていくのでこの日は午前中は何もせず引きこもり。昨日買っておいたものとお米を食べる。のんびり記録をつけたり、ケベックシティと次に行くモントリオールのことを調べたり、友だちと会うための連絡をとったり。

 さて、ということでゆっくりした後、14時過ぎに市街地に向かった。それまで行っていなかったプチシャンプラン通りに行った。その前に首折り階段の上のところにあるお店でTシャツを買った。2枚で20ドルくらいだったかな。

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首折り階段。この下がプチシャンプラン通り。

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その辺を歩きながら疲れたら少しお店で休む。

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勝利のノートルダム教会/Notre-Dame-des-Victoires

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郵便ポスト。カラフル。

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そのまま川に近い地区を歩く。地球の歩き方に載っていたレストランへ。店の雰囲気とサービス自体はすごくよかったが、肝心の料理がいまいちだった。豚肉のシチューとミートパイなど。

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le buffet de l'antiquaire – pure tradition québécoise depuis 40 ans

その後、川沿いのハーバーを通った後、メインのサン・ジャン通りへ。クレープ屋へ。と言っても店内で食べるレストランみたいな形式だが。味は、、まあおいしかった。とりたてて言うほどのこともなかったが、、。父はアイスをトッピングに選んでたので溶けてしまって食べにくそうだった。

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Casse-crêpe Breton - Accueil

 

さっさと戻る。

まだお腹も減っていたので父に子どもを預けて夫婦ででかけるがレストランが外れだった。2人で出かけられたのは楽しかったが、残念。

それでこの日は終了。

第八日目。

【旅行記】カナダ東海岸⑦ケベックシティで日曜日

カナダ旅行も7日目。今日は日曜日。1日ケベックシティ。

 

朝は城壁内のSt. Andrews Church。大きくて立派な教会堂にまばらに人が入っていた。礼拝は11時から。場所が場所だけに一見さんが来ることには慣れているようだった。礼拝後交わりの時間のようなものがあったので少し参加して子どもを遊ばせた。特に歓迎されるわけでも邪魔者扱いされるでもなく。フランス文化圏で、英語話者の長老派教会がやっていくのはさぞかし大変なことだろうと思う。教会の歴史を物語る展示も礼拝堂横にあった。昔の教会堂の絵や衣装なども展示されていた。

 

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その後ノートルダム大聖堂へ。ゴールドを基調に絢爛豪華な装飾。キリストの生涯の絵が飾られている。またステンドグラスも。売店を見ているとおばちゃんが娘にブレスレットをくれた。

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その後はメインストリートのサン・ジャン通りをゆっくりと歩く。途中のパストリー、Pillardで休憩。注文する時は大分混んでいて席を見つけるのが大変だったが次第に空いてきた。パンとコーヒーを注文。パンの名前が分からないので、指差しながら、それと、それと、あとそれも、みたいな感じで。店内にはアコーディオンの演奏をしている人がいた。道路を歩いている時に通りでバイオリンを弾いている人もいた。Wifiが使えたので夜のレストランを調べて、電話をして予約をとる。英語で大丈夫だった。15時前くらいまでおよそ40分ほど滞在する。

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その後、そのままサン・ジャン通りを西へ降りて、城壁までたどり着く。すぐ下ったところにあった歴史公園の施設(Fortifications of Québec National Historic Site)で休憩、子どもを遊ばせる。室内の展示場に、町の要塞化の歴史や、昔の様子の模型などが展示されていた。ケベックのナンバープレートに「Je me Souviens(私は忘れない)」と刻まれているように、歴史は語り継がれている。あとは昔風の衣装が置いてあって、写真を撮る事ができた。トイレもあるし、人も少ないから子どもも比較的自由に歩かせられるので閉館の17時まで滞在。

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その後は坂を登ってシタデル/要塞の周りを歩く。シタデル周りは芝生もあるので子ども連れにはよいかもしれない。風が強くて寒い。川からの風だ。Govener's Promenadeという道がシタデルと川の間を通っているが、反時計回りに歩かないとけっこう段差を登らされることになるので注意。その後丘に登って昨日のお城のようなホテルを裏から見る。

 

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今日は昨日よりは早めに中心街を出て、川を渡ったところにあるカルツォーネのお店へ。カルツォーネと言えば、どうでしょう藩士には、夏野菜でシェフ大泉がつくったものとしてよく知られていると思う(実はパイ生地じゃなくてピザ生地だったという後日談があるそうだが)。夏野菜のびっくりカルツォーネ風。

要はパイづつみだ。お店に入ると、非常に活気があって賑わっている。予約の名前は面倒なのでMarkと名乗っている。日本語の名前を普段は使っているが、電話越しで聞き取ってもらえなくて言い直したりするのも面倒なので、こういう時はさっさと英語の名前を使うようにしている。

ちょっと中心街から離れているし、こっちまで来なくてもよいお店はたくさんあると思うので特に勧めはしないが、中心街より車は止めやすいし運転もしやすいエリアなので、宿がサンシャルル川の向こう側にある人には自信を持っておすすめできる。食事が運ばれてくるのを待っている間は紙に落書きしたりして待つ。うちの奥さんの絵。赤毛のアンとマリラ。

楽しい食事のひとときだった。

www.casacalzone.com

 

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戻って休む。第七日目。 

【旅行記】カナダ東海岸⑥ケベックシティへ

カナダ旅行6日目。

 

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ゆっくり起きる。記録では10時前に道を調べ始め、駐車場、レストランと調べていったようだ。全部で30分くらい。

道とレストランはグーグルマップ、駐車場は別の専門サイト。

道は、時間がある時は主要な交差点をメモにして書き出す。一手間あるが情報が簡略化されて使いやすい。

レストラン:予定がはっきり決まっているわけではないので、町の中の違うエリアのレストランをいくつかピックアップしておく。値段帯と雰囲気とを見て。

駐車場はこちらのサイトを使いました。城壁内の中心地の市役所のパーキングにとめることにする。

Find Parking, Car Parks, Street Parking, Private Garages - Book Parking

 

さて、ドライブ。天気は昨日の雨とは打って変わって快晴。非常に見通しの良い道路と相まって気持ちのよいドライブ。普段は高速を運転しないうちの人もハンドルを握る。その後は父も。自分のiPadを取り出してきてユーミンの中央フリーウェイをかけながらご機嫌。

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運転を続けケベック州に入ると、看板の表記がフランス語のみになった。音が頭に入らないので一瞬戸惑うが、基本的に運転の仕方までは変わらないので問題ないし、出口には必ず数字が書いてあるので大丈夫。やがて道はセントローレンス川沿いにたどり着き、川沿いのまっすぐな道を走っていく。ケベックの文字が看板に。川を渡ってケベックシティのある対岸に。

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ケベックシティ郊外は道も複雑でなく道路も広いので割りと運転はしやすかった。シティの中は狭い道路に歩行者もたくさんいて、一方通行もあるので多少注意しなければならないが、東京都内を運転できれば特に問題はない程度の道だった。

さて、今回もAir B&Bで宿泊場所を決めた。どうやら半ビジネス的にやっている人も多いらしく、今回はアパートの3ベッドルームの部屋を借りることができた。1泊平均70ドルの宿泊費に加えて清掃料とサービス料で3泊合計266ドル。システムとして清掃料金は泊数に関わらず一律に課されるものなので連泊したほうが得になる。ここは子ども用のおもちゃや食器まで置いてあって随分と整ったところだった。

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大人3人子ども2人の旅で、きちんと切り離された空間を確保できることはすごく大事だし、キッチンがあって簡単な調理ができることも欠かせないことなので、私たちのニーズに非常によく合致した場所だった。下のは後日撮った入り口の写真。急な外階段だった。モントリオールもこの形式だったのでわりとメジャーなようだ。

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ただ、駐車場はストリートだったので少しドキドキした。家主さんはストリートでオッケーよって言ってるけど、場所によっては下の写真のような標識があって、明らかに違反ではあるという。(フランス語で書いてあるのでぱっと見分かりにくかったが、上の方は平日は9-12時と13時半-17時までは一時間までOK→つまり夜はいいけど昼間駐めっぱなしはダメ。下の方は夜は駐車禁止。)通りをよく見ると、何もないところもあったので、多分そこならOKだろうということで、駐める。結果的に特にトラブルにはならなかったので結果オーライ。

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さて、無事に泊まる場所を確定させて場所を覚えたので、市街地に繰り出すことにした。宿泊場所からケベックシティの城壁内までは車で10-15分程度。時計は16時。夏のカナダは日が長いので、しばらくは大丈夫そう。

特に問題なく市役所に車を駐める。

ケベックシティ城壁内はヨーロッパの小都市のような作りだった。

市役所(写真は翌日撮ったもの)

Ville de Québec - Site officiel de la Ville de Québec

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フェアモント・ル・シャトー・フロンテナック:中心部付近の高台にあるホテル。

Best Luxury Hotel in Old Quebec City - Fairmont Le Château Frontenac

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ノートルダム大聖堂

Notre-Dame de Québec Basilica-Cathedral Holy Door - Quebec City Holy Door – The only Holy Door in the Americas – Notre-Dame-de-Quebec Basilica-Cathedral

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Monument Samuel-De Champlainから臨むセントローレンス川。ちょうどフェリーが見える。

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大砲のある公園。

Fortifications of Québec National Historic Site

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これらの場所は市役所から徒歩5分圏内に固まっている。そもそも、ケベックシティは城壁に囲まれた範囲が昔ながらの風情を残す観光スポットの固まっている地区なので、歩いての観光に向いた都市だと言える。

小じんまりとした、小洒落た街。ケベックシティについて詳しくは以下の観光局のサイトを参照のこと。

www.quebecregion.com

 

夕飯はMattoという首折り坂を降りたところにあったイタリアンのお店。

ilmatto.ca

実際行ってみると子連れで行きやすいところではなかったが、幸い入口近くにあるコーナーの席に並びなしで案内してもらえたので助かった。店内は着飾った人も多く、普段着の私たちでは場違い感がある場所だったが、空間が離れていたのでそういうものも特段感じずに済んだ。接客も感じ良かった。しばらく教師として働いていてこれから大学院に行くという方が気持ちのよい接客をしてくれた。

料理はものすごくおいしかった。シンプルなトマトのスパゲティだったが、これほどのものは滅多にお目にかかれない、ぷりっとした食感と深い味わいが印象的だった。ピザもおいしい、パンもおいしい。文句なし。

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食事を終えると8時半頃。日が沈みかけで暗くなり始めていたがまだ暗くはない。観光客にとっては日が長いのはありがたい。

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さっと車まで戻って帰途につく。戻ってから近くのスーパーへ。軽く野菜と果物、ソーセージなどを買う。

翌日は旅の間唯一の日曜日。夜はさっさと寝ることにする。第六日目。

【旅行記】カナダ東海岸⑤プリンスエドワード島最終日、ケベックシティへ向けて移動

だんだんと疲れが出てくる5日目。

 

 

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今回のメインだったプリンスエドワード島もついに最終日。ケベックシティに向けてずいずいっと移動。目的地はカナダ、ニューブランズウィック州ウッドストックという街。スヌーピーかよ、と中途半端なツッコミを入れながら、適当に探したモーテルに泊まつ予定。ちなみにプリンスエドワード島はそれだけで一つの州を構成している。Googleでの移動時間は4時間ちょっと。途中で給油とトイレ休憩などを考えると、移動に必要な時間は5時間弱というところ。

 

さて、天気は雨。移動日に雨は運転しにくくて好きじゃないけどしょうがない。5月だけれどけっこう冷え込む。プリンスエドワード島の最後にケンジントン、サマーサイドなどを周ることに。

朝はゆっくりと寝て、もう一度グリーンゲイブルズへ。ゆっくりと細かいところを見て回る。前日娘に買ってあげた赤毛のアンの人形の足が取れてしまったので交換も。

その後、前日行って大変気に入ったBlue Mussel Cafeへも、もう一度。開店時間すぎに、早めのお昼。それなりに混み合っている。

アボンリービレッジ、モンゴメリーの生家、ケンジントン駅、モンゴメリーが一時期教えた学校、住み込み時代に恋に落ちた農夫の家、サマーサイドの塔のある家などを見ました。1日ツアーなどでは組み込まれることが少ない、少し離れた地域を見て回った。

モンゴメリーの生家はニューロンドンにある。道沿い、交差点にあるのですぐに分かるはずだ。当時使っていたキッチン道具や、モンゴメリーが自分で繕ったというウェディングドレス、日本のアニメの切手などが展示されていた。

LM Montgomery Birthplace | New London, PE

 

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プリンスエドワード島ではすでに鉄道は運行していないが、ケンジントンの駅舎は取り壊されずに残っている。モンゴメリーが使っていた駅。雨の中駅舎を歩く。英語、仏語、日本語という挨拶文が、日本人観光客の多さをうかがわせる。

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サマーサイドSummersideの町の特徴的な形のお家。

その後モンゴメリーがかつて教鞭をとったというLower Bedequeを見に行ったが、その帰りにモンゴメリーロードMontgomery Roadという赤土の道になんとなく入ってしまったのが間違いだった。雨が降る中の未舗装の道は想像以上にぬかるみ、もう少しでタイヤが取られて動けなくなるところだった。スピードを落としすぎないように、でこぼこのぐちゃぐちゃの道を往く最中は恐怖でいっぱいだった。畑のど真ん中。車通りも少なそうな道。なんとか大きな水たまりを越えて坂道を一気に登って難を逃れる。肝が冷えた。

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けっこうボリュームのある観光をしたため、時間が押してしまったが、今日は移動して寝るだけなので気は楽だ。コンフェデレーション橋でお金を払ってプリンスエドワード島とはお別れ。

ちなみに、ここまで現金を使う機会は一度もなかった。この度で現金が必要になったのはモントリオールノートルダム大聖堂に入る時だけだった。そこでは、レートは悪いものの、米ドルを受け取っていたので、結局この旅行期間中カナダドルを触る機会はなかった。

閑話休題。旅は続く。この日はこの旅で父が初めての運転。長時間運転が続く私を気遣ってくれてのことだったが、人にハンドルを渡すほうがかえって疲れる。基本的に交通量の少ない道の運転であるし、トランスカナダハイウェイは道の見通しが非常に良い。カーブしているところも非常にゆるい。下の写真は翌日撮影したもの。お分かりいただけるだろうか、この運転のしやすさ。

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この日の行程の70%程度の位置にあるFrederictonという町でレストランを探しておいた。なるべくチェーンではなく、Local ownedつまり地元のものを無理のない範囲で探す、というのが基本的な哲学であるし、とにかくうちの家系は食べることが好きなので、ちょっと高速の道をそれ時間が余計にかかることくらいはなんてことのないことだ。

The Schnitzel Parlour - Home

今回寄ったレストラン。ドイツ系。シュニッツェルというカツレツのようなものがメイン。とても小じんまりとした、でもとってもかわいい店構えのレストラン。地元にあったら年一二で訪問したい。食べやすい味。店主は愛想のいい方で、最後には笑顔で写真をとった。

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食後、1時間ほど暗闇の中車を走らせる。知らない道、雨、高速、これが一番神経に響く、が幸い無事にモーテルに着く。

就寝。第五日目。

 

【旅行記】カナダ東海岸④赤毛のアンの土地を巡る&キャベンディッシュ近くのお勧めレストラン

さて、カナダ東海岸の旅も四日目。プリンスエドワード島での滞在3日目です。

 

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この日はついにグリーンゲイブルズ/Green Gablesへ。

ファンなら、「あーこれは!!」というようなものが、作者の生きていた時代を思わせるものとともに並べられている。

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ティーセット。

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キッチンの戸棚。

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アンの部屋。

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家の周り。これがドライアドの泉かな、なんて話しながら。

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売店。

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ちなみに、施設で働いている人たちは地元の学校へ通っている若い人が夏のバイトでしている、ということが多々あるようだった。

グリーンゲイブルズの後は、モンゴメリが働いていたという郵便局に行き、その裏の家があったという場所にも行く。

 

続いてしばらく車を走らせ、モンゴメリの親戚が経営しているというミュージアムへ。このミュージアムから見えるのが輝く湖水である。各国語の翻訳(日本語の展示もあった。ヘブライ語も!)、モンゴメリの手紙などの展示がある。しょっちゅう日本から結婚式を挙げにカップルが来る、というような話をしていた。

Anne Museum - Park Corner, Prince Edward Island - Home Page

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そしてせっかく自分たちの車があるのだから、とそこから少し離れたダルベイバイザシー/Dalvay by the seaに行くことにした。

Dalvay by the Sea | Prince Edward Island | Hotel and Cottages in PEI

ここは作中ではホワイトサンドホテルとして登場する。のんびりとした島の中で一際目立つ、本土やアメリカのリゾート地として成り立ってきた場所だ。輝く湖水からは50分ほど車を走らせる。せっかくここまで来たのだからやり残すことはないようにと曇り空の下、車を走らせた。

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結果として非常によかった。のどかな畑の道を通り抜けて海沿いに雰囲気のある建物があった。中では観光業に携わる人のためのイベントをやっているらしく非常に賑わっていた(若干、あんたたち誰?みたいな雰囲気があったので端っこで小さくなっていた)。伝統を感じさせる階段や装飾、バルコニー。古さ、というよりは重々しさ、ということばが相応しい雰囲気があった。ロビーにはアルバムが置いてあり、古い写真を閲覧することができるようになっていた。

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途中でPreserve co.というお店に寄る。紅茶やジャムなどを売っているお店でたくさんの試食もあった。私たちは小さなジャムのビンを、父はお茶を買っていた。夏場はレストランも併設しているようだが、私たちが訪ねた5月中頃には開いていなかった。

Purveyor of fine Specialty Foods, Teas and Teaware – Prince Edward Island Preserve Company

さて、夕食はNorth RusticoにあるBlue Mussles Cafeへ。通りから少し外れた岬の方にあるお店。この道であってる?とちょっとだけ不安になる道を通る。

これが大当たりだった。非常に賑やかで店員さんの感じもよかった。頼んだムール貝は山盛り。近くの一人できていた地元の人っぽいおじさんは貝だけ頼んでお酒を飲んでいた。山盛り入って13ドル。茹で汁がもったいないくらい入っている。チャウダーもおいしかった。デザートもよし。店主はトロント出身で奥さんの故郷であるPIEに来て店を構えたとのこと。デザートのチョコケーキには島の名産であるポテトが入っていてふっくらとした仕上がりにするのがなかなか難しいんだ、と話していた。地元の人に愛されているよいお店だった。キャベンディッシュに行く方にはぜひちょっと寄り道をしてここで食事をすることをおすすめしたい。

bluemusselcafe.com

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きゅうり入りの水。意外と悪くない。

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お店の看板。

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お店の看板メニューBlue Mussels。シンプルにスティームしたもの。

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チャウダーにも貝が入っている。パンもつく。

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魚は普通。日本人の舌には炭火焼きと煮付けの味が染み付いているのでシンプルなグリルでうまい、となったことはあまりない。

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私たちにしては珍しくフルでデザートまで。料理が美味しく店の雰囲気が良いとついついデザートまで頼んでしまう現象に誰か名前をつけて欲しい。

とても良いお店を見つけて上機嫌。

最後にモンゴメリのお墓と通っていた教会にも寄った。

第四日目。

【旅行記】カナダ東海岸③シャーロットタウンでミュージカル アン&ギルバート

カナダ東海岸旅行記その3。

 

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プリンスエドワード島について翌日。島の中心都市であるシャーロットタウンでミュージカルを見に行くことに。8ヶ月の息子は父が預かってくれるということで。

朝はゆっくり。あまり張り切りすぎず、目が覚めるまできちんと身体を休めること、あと普段と同じかそれ以上に栄養を取ることが旅行中はとても大切だと思う。朝ごはんは相変わらずの炊飯器でたいたお米と蒸し野菜。これで身体を整える。午前中は少し子どもに外遊びをさせる。コテージの後ろが芝生になっていて、その裏には畑が広がっている。とてもすがすがしい朝。

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コテージのあるキャベンディッシュからシャーロットタウンまでは車で40分ほど。一応事前に駐車場の目星をつけつつ、路上で長いこととめられる場所が見つかることを願う。お昼は妻が以前にも訪問したというWater Prince Corner Shopで。

Water Prince Corner Shop and Lobster Pound – Specializing in seafood for over 25 years

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うーん、奮発してロブスターにオイスターにマッスルにと注文しましたが、まあこんなもんかな、という感じで。。ポテトは相変わらずザクッときて、けっこうおいしいです。そして父はビール飲んでご機嫌でした。

その後はミュージカルへ。Anne & Gilbert。

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赤毛のアンの第2作と3作が元となっているお話。小さな劇場で横幅15m程度でしょうか、舞台までもすごく近くて、すぐそこで歌っててとてもよかったです。音響の場所もすぐ見えるところでやってたり。ギルバート役はいい感じの、顎がしっかりした感じの強そうなお兄ちゃんで、アン役の人は地元出身の役者さんということでしたがアンの明るい感じがとってもよくでていました。隣に座ってたお兄ちゃんもいいやつで、地元の学生さんらしく何度も見に来てるよ−って言ってました。うちの4才の娘も楽しんでいたようでした。ちょっと笑っちゃったのはダイアナがとっても丸々としていたのと、ジョーシーパイがとってもゴージャスなお嬢さんでお色気ムンムンだったことで。笑 ジョーシーは世界名作劇場のアニメのイメージだと意地悪言うだけの役どころだったのに。笑 ちなみにキャストは毎年変わるようですが、2017年はRachel Delducさんという方でした。昨年のことについてはここのページで。チケットなどはホームページを。もし時間の余裕があれば、このミュージカルはおすすめです。せっかくプリンスエドワード島まで来たらぜひ!

Anne & Gilbert | Anne of Green Gables is in love

その後は街をゆっくり歩きつつ、アイスを食べたり、子どもを遊ばせたり。アンの島っていう風情がそこらに溢れていました。

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のんびりしてから夕飯を食べに行きました。行ったのは、劇場からもほど近い目抜き通りにあるJoe's Mediterranean & Canadian Cuisineというお店。車を動かさずにその辺で食べられて、オンラインで評判のよいお店、ということで行ったのですが、、思った以上に本格派のお店でした。というか一昨日のエジプト料理以上に中東の香りが強かったです。店主のJoeはシリアの出身だそうで、本格派のシリア料理が食べられます。

joes

印象としては、日本人がインドに行ってカレー食べて、「これは何だ。。?これカレーなのか。。?」みたいなことを言いたくなる感じです。いや、実際元々そういう味なんだろうけど、それを出されるとビックリするよ、という。まぁこちらの身勝手なのですが。いやー、思った以上に本格派だった。シリア行ったことないけど、シリアで食べる料理はこういう味なんじゃないかという。

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最後に、アンの作中に出てきたクイーンズ・カレッジのモデルとなったホランドカレッジの周りをぐるっとドライブして帰途につきました。第三日目。

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ちなみに私たちが参考にした本の一つは、赤毛のアンの翻訳者の松本さんが書かれた紀行文。ガイドブック以上に参考になることも多いですし、ファンの奥さんに連れられてきた旦那さん(私のような)が、大雑把に話を知るのにもよいと思いますのでおすすめします。

赤毛のアンのプリンス・エドワード島紀行 (楽学ブックス)

【旅行記】カナダ東海岸②いざプリンスエドワード島

昨年5月に行ったカナダ東海岸旅行記その2。

 

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9時過ぎに起床。炊飯器を持参しているのでご飯を炊く。インスタントの味噌汁とおかかでご飯。旅行中はこういう軽い食事が助かる。天気は雨。11時前に出発。Walmartで車のオイルと水を買う。

トイレ休憩、給油などを挟みつつ運転を続け、3時半頃、ついにプリンスエドワード島/Prince Edward Island/PEIへ。

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コンフェデレーション橋を渡って島へ渡る。入る時はお金はかからないが、出る時に払うシステム。車は47カナダドル。詳しくはホームページを参照のこと。フェリーのように時間が限られているわけでもないので便利。今でもフェリーは運行しているが、橋を渡る方が断然早い。

島に入ると、早速赤土が広がっている。

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なだらかな丘が続く。島と言っても意外と広いんだな、と思ったが、考えてみれば日本も島か。

島について最初の食事はStanley BridgeのCarr's Oyster Bar。名物のポテトがザクッとついてくる。魚のフライとスープ。食事は可もなく不可もなしと言った感じ。疲れもあったか、あまり感動もせず。

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宿は赤毛のアンのモデルとなった家のあるキャベンディッシュの近くのコテージ。値段はほどほどだが、2ベッドでキッチンもついている。ちょっと横になって休んでいる間に家族は食料品の買い出しに。フルーツやソーセージなどを近くの食料品店で買ってきていた。その後まだ日が残っていたので海岸へドライブに。ちょうど夕焼けが赤土の海岸を赤く染めていた。赤毛のアンの島に相応しい真っ赤な夕焼けだった。

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島の中は大きな道路は舗装されているのだが、時々舗装されていない道路に出会う。こういう道をマシューも馬車で走っていたんだなとしみじみ。ただ、こんな道で60km/hなんか出したらどうなるんだという速度設定がされているところがある。大丈夫なのかこれは。

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その後、せっかく近くだからということでグリーンゲイブルズへ(赤毛のアンのモデルの家)。暗がりの中、緑の屋根を発見!ゆっくり中にはいるのは明日以降になるが、期待も膨らむ。このためにここまで来たんだな、と。

ちなみに、2017年はカナダ建国150周年ということで、国立の施設が入場料無料だった。このグリーンゲイブルズもその中の一つということで私たちは無料で入ることができた。通常は18歳−64歳までは7.8カナダドル。子どもは無料。シニア割あり。詳しくはホームページを。

Green Gables Heritage Place

Plan your visit→Fees

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その後は宿に戻り、食事をして就寝。第二日目。

 

【旅行記】カナダ東海岸①セント・ジョン

昨年5月にカナダの東側を車で旅行した。妻が赤毛のアンの大ファンで、そのメインの舞台であるプリンスエドワード島を訪れたいと思っていたのが最も大きな理由だ。実は妻は独身時代に一度一人でこの島を訪れているのだが、せっかくもう一度行けるチャンスだから、と家族で行くことにした。なお、この旅には私の父も同行した。大人3人子ども2人の旅である。

 

旅程

10日間の車の旅。

基本的な旅程は以下の通り。訪問場所は、メインにプリンスエドワード島、せっかくだからケベックにも寄って、ちょうど同じ時にこちらの学校の友だちが旅行していると言うのでモンとリールで落ち合うことに。

家→セント・ジョン

セント・ジョン→プリンスエドワード島

滞在

滞在

プリンスエドワード島→途中で一泊

ケベック

ケベック滞在

ケベック滞在

ケベックモントリオール 観光

モントリオール→家

 

出発は5月22日の月曜日。プリンスエドワード島までは真っすぐ行って10時間。子連れ+国境を越えることを考え、カナダに入って割りとすぐのセント・ジョンで一泊挟むことに決めた。

 

朝早く出る予定だったのだが、I20の裏に学校の責任者からサインをもらっていないことに気が付き、朝一番でお願いすることに。結局10時半出発。さて、インターステートに乗って一気に北へ、と思ったら娘がトイレに行きたいと言い出したので近くのガススタンドを探して寄る。今度こそインターステートへ。

最初のストップでバーガーキングに。何か食べたいという父のリクエスト。少しの休憩を挟んでそのまま北上。メイン州のバンゴーBangorでインターステートを降りる。給油と休憩。事前に調べておいた地元のお店に寄る。

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www.governorsrestaurant.com

こういう時にチェーンじゃなくてなるべくならローカルのお店に入ってみるのが面白いと思うので事前に何箇所か通り道で調べておくようにする。ロブスターシチューが思ったよりもおいしかった。チキンポットパイもなかなかだった。

ただこの時点で3時を過ぎていた。そこからメイン9号の道路をひたすら東へ。なだらかな丘と森が広がる。キャンプ場が点在する以外はほとんど何もない。時々家を見かけるけど、なぜこんなところに住んでいるのだろうかと不思議に思う。

6時過ぎ、国境の町Calaisに着く。マクドナルドで休憩とトイレ。今夜泊まる予定のAir B&Bのホストの方と最後の連絡をとる。

国境。初めての陸路での国境越え。

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ドキドキしながら車を止め、施設の中へ。旅程と滞在目的を聞かれる。車の中を軽く調べられる。炊飯器とかあるけど大丈夫かな、とかつまみのお菓子とかもあるなあ、とか心配しつつ。15分ほどで抜ける。

カナダに入ると表記が英語と仏語の両方になった。そして道がグンと広くなって非常に運転しやすい。特にトランスカナダハイウェイは非常に視界が広く、カーブもなだらかで初心者でも運転しやすい道路だった。

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薄暗くなっては来ていたが、セント・ジョンまで無事に運転し、ホストの方と挨拶をする。今回は特に5人での旅なので、モーテルなどだと2部屋抑えなければならなくなるため、2つベッドルームのあるAir B&Bの場所があればなるべくそちらを利用するようにした。今回の部屋は広くきれいで、住宅地にあるため敷地内に安心して車も止めておけた。

遅い時間になってしまい、1日運転していたので若干疲れていたが、夕飯は家族のリクエストもあり、セント・ジョンの町中まで食べに行くことになった。知らない町に、それほど大きな町ではないとは言え、夜に出かけていくことに若干の抵抗はあったが、一応ホストに治安を確認してから出かけた。時間が遅かったためと、その日はカナダの祝日だったためそれほどチョイスは多くなく、なぜかエジプト料理になった。笑 子どもの塗り絵から、ライスの盛り方まで何もかもエジプト押しだった。ああ、モーセもこういう食事を食べたのだろうか、と想像しつつ、伝統的エジプト料理とやらを注文した。疲れた身には若干スパイスがきつかったが、味付け自体は悪くなかった。完食して無事に宿に戻り、シャワーを浴びて寝た。第一日目。

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