身辺雑記

子連れアメリカ生活4年目(一女一男)。日本語の衰えが激しい。思いつくままに書き綴る身辺雑記。

鮭茶漬けを食べると実家のリビングが目に浮かぶ

アメリカに住み始めて4年目。基本的にはこっちで安く手に入るモノで食生活を営んできた。肉類や米は日本よりも安い。葉物野菜は基本的に高いと思うが、日本の野菜高騰の話を聞くと、意外と変わらないのかもしれない。ただうちの実家の近所には農家の直売所があって、おばあちゃんと世間話をしたりしながら、「セットつくってくれますか」と聞くと、手元にある野菜を適当に組み合わせて100円で売ってくれるようなところだったので、葉物もわりと安価で手に入っていた。特に好きだったのはモロヘイヤで、時期になると週に1,2回買いに行ってはおひたしにしたり納豆に混ぜたりして食べていた。ああ懐かしい。でも父の話によるとこの農家の直売所もおばあちゃんが体調悪くて引退したか何かで雰囲気が変わってしまったらしい。閑話休題。保存できる類の野菜はたいてい安価なアメリカ。さすが国土が広いだけある。果物も割りと安価。ただうっすい味のものも多い。日本から訪ねてきた父はアメリカで買ったトマトの味の薄さに驚いていた。

で、普段の食卓は基本的に肉+ご飯+野菜になる。お肉はたいていパウンドあたり2ドルくらい。つまり100gあたり50円以下ということになる。ステーキはもうちょっと高いが、それでも日本と比べればずいぶん手にしやすい値段だ。一方、魚介類はスーパーでは売ってるが日本と比べると高いので買わないことが多い。

しかし今回父が日本から訪ねてきた際にせっかくだからとこの地方の味としてシーフードも買うことにした。久しぶりの魚。鮭と烏賊だ。それぞれパウンドあたり10ドルと7ドル。何を作ろうか、と考えて、鮭は塩焼き、烏賊はバター焼きにした。で鮭を食べながら茶漬けを食べたくなった。昔実家でいい鮭をもらった二日目、残り物でつくったあの味だ。茶碗にご飯を乗っけて、鮭の切り身。それに出汁をかける。醤油を適当に入れて香り付け。ああうまい。

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出汁パックは留学する人は持参するとホントいいと思う。使える範囲がすごい広い。醤油とか米とかはわりと手に入るけど、いい出汁パックは簡単には見つからないし、重くないしかさばらないし。幸せな瞬間でした。