身辺雑記

子連れアメリカ生活4年目(一女一男)。日本語の衰えが激しい。思いつくままに書き綴る身辺雑記。

我が家の暖房事情

私たち家族はニューイングランドのある都市の郊外に2014年の夏から住んでいる。大学の敷地内のアパートなのでご近所さんはほとんど関係者だし、インターナショナルの学生や、アジア系のアメリカ人もそれなりにいる。(キャンパスコミュニティーでの人間関係についても書いてみたいと思うがそれはまた別のエントリーで。)

さて、表題の我が家の暖房事情である。寒い地域のアパートなのでセントラルヒーティングを使用している。秋口になるとパイプをお湯が巡って温かい空気が部屋に流れるようになっている。だが!止まるのだ。本当に寒くなると。華氏で言うと15度を下回るあたりから、我々の慣れ親しんでいるところの-10℃あたりから、動かなくなる。アパート全体で止まるわけでなく、アパートの家のいくつかの家で止まる。アパートのFBグループ、主に情報交換やあれこれと貸し借りが行われているが(余談だが、みんな結構気軽に声をかける。電池持ってる人いない?とかちょっと小麦粉借りたいんだけど、とか、ダンボール余ってない?とか。)、『うち暖房止まってるけどみんなそうなの?』みたいな質問があると、『うちは全然温かいよ、寒かったら来る?』みたいな返答があったりもする。

もう毎年のことなので慣れっこになったが経過としては以下のようになる。修理の依頼をする。人が来てくれる。だが、一向に直らない。温度計のセンサーをチェックしたり、うまくお湯が巡っているかをチェックしたりする。それらは正常に動いている。でもなぜ暖まらないか分からない。『うーんおかしいなあ。』以上。で結局『スペースヒーター持ってる?』となる。電気で動くヒーターで寒さをしのいでくれ、ということになるのである。これが電気をものすごく食う。背に腹は代えられないので、加湿器を付けたり、窓際のカーテンの隙間にタオルを置いて冷気を防いだりして少しでも温度を上げながらスペースヒーターを使って暖を取る。

冬の冷え込みは年によってまちまちであるが、今年はなかなか厳しいものがある。12月からそれなりにまとまって雪が降ったし、最近は-18℃あたりまで冷え込み、最高気温も-10℃程度と厳しい寒さが続いている。まったく、誰だ、こんなところに住み着こうと思ったのは、と愚痴りつつ、開拓者たちの精神に驚嘆する日々である。